廃食油を活用したバイオディーゼル燃料(BDF)への取り組み検討が始まる

昭島市のバイオマス・エネルギーについて問う(一般質問①)

まちづくりはインフラ整備が重要!ストックホルム旧市街地ではバイオガス管整備途中(スウェーデンにて)
まちづくりはインフラ整備が重要!ストックホルム旧市街地ではバイオガス管整備途中(スウェーデンにて)
 地産地消の自然エネルギーへの取り組みは、原発代替エネルギー、災害を通じて地域の中で循環するエネルギーとしても市が率先して取り組むべきではないでしょうか。今議会でバイオマス・エネルギーについて、木を活用したチップやペレットでのボイラ、ストーブの木質バイオマスと廃食油を活用したバイオディーゼル燃料(BDF)へ取り組むことを提案しました。

 木質バイオマスについては、国の政策が地域限定的であり、生産・流通が確立されていないことからコスト高であり、燃料のペレット確保が困難な状況である理由から市としては現状では取り組まないとの答弁でした。

 廃食油を活用したバイオディーゼル燃料(BDF)については、建設時の発電機や建設機械等で利用され首都高速の工事で環境配型施工で利用が拡大されているとの評価。また食用油の年間国内消費が200万トンで、廃食油が40万トンだが、そのうち一般家庭からの廃食油がほとんど再利用されていない課題があることについて、今後廃食油を廃棄物として処理するのではなく市内処理事業者と連携し、循環資源として回収、社会に還元する仕組みを検討するという答弁でした。

BDFについては以前から議会(2007年決算)でもとり上げてきました。今回の答弁は一歩前進です。今後市民に見える化した取り組みになるよう議会で提案していきます。

 木質バイオマスについては、熱エネルギーとしても地域で取り組むにはポテンシャルが高いバイオマス・エネルギーの一つだと思います。引き続き課題を精査して提案します。