民主主義って何だろうか~年の瀬に想うこと

2016年もあとわずかで終わり、数時間もすれば2017年に移り変わろうとしています。
今年は特に目まぐるしく世の中が動いているように感じました。

益々民主主義ってなんだろうか?って、考える。
多数決で決める場面は数多くある。特に議会では。
その時議論を尽くし、多数の人も少数の意見を聞き、どこかで折り合いをつける。
折り合いを付けた後もどこかで軌道修正できるよう議論を尽くす。
そんな当たり前の作業がなかなかできないのはなぜだろうかと考えてしまいます。
以前原発建設を止めた新潟県巻町を取材させていただいた時、市民は真剣でした。
学び、議論する市民の積み重ねの大切さも実感しました。
人と人が対話できる力量も一人ひとりに必要ではないだろうかとも思いました。

先日宮本正樹監督の「第九条」という映画上映をしたとき、
参加者から「安倍政権下で国民投票をさせてはならない。」と発言される市民がいました。
確か民主党政権の時も同様の発言をされる市民がいたことを記憶しています。
私は「大事なことは市民が決める」を掲げています。
IMG_2924国民一人ひとりが主権者としてよく考え、議論し、決める。
もし間違っていたと思うならば、また議論をし、考え、決めればいい。
そういうプロセスを普段から実践する場が必要と思う。
楽観的過ぎると批判を受けるかもしれないが、
あまりにもお任せにしてきた政治への参加がどうも変な解釈改憲がまかり通る要因ではないだろうか。

さて日本ではまだ一度も国民投票が行われいません。世界の国民投票の実践事例は、多くの学びがあります。
今日友人から「国民投票の総て」という本を作るためのクラウドファンディングの案内が届きました。
ぜひ現在クラウドファンディングで国民投票に関する世界水準の本を作っている応援をしてほしい。
https://camp-fire.jp/projects/view/15563