慎重かつ丁寧!?~清掃センターの今後について、市民参加進まず
昭島市のごみ焼却施設は、平成6年(1994年)と平成7年(1995年)に建設されました。近隣市の立川市、日野市、国分寺市、小金井市等建替えを表明しています。昭島市の焼却炉の寿命も見えてきています。延命化or建て替えるor既存の施設と共同で処理をするか、情報を市民へ明らかにし、市民参加で考えるべきではないでしょうか。
現在の清掃センターの敷地は、1.2ヘクタールです。95t焼却できるストーカ炉2基で稼働しています。例えば清掃センターを昭島市単独で建設するとした場合、80億円かかります。ではこれから建設を考える自治体と共同で処理をする場合の建設費用であるならばいくらかかるか、あるいは現在既存の処理施設である一部事務組合と共同で処理するならいくらなのか・・・さまざまな手法が考えられるはずです。
市民は、ごみ袋が有料化されて努力を重ねてきています。平成24年度(2012年度)総ごみ量は31683tで、10年前と比較して、16.5%削減してきました。そのうち資源化率は36.7%で、10年前と比較したら、10.2%もアップしています。ごみ問題は市民とともに協働ですすめるまちづくりではないでしょうか。
さて今回の一般質問で取り組みました。
答弁は、精密機能検査で延命化対策を実施していること、建替えについては、単独処理か共同処理かあらゆる可能性の中から、昭島市にとって最も相応しい施設整備を検討し、一定の集約ができた段階で市議会と相談・・・。
今年度の市長の施政方針の市政運営基本方針で「情報の共有と協働の推進」を第一だとし、まちづくりの主役は市民であることを明確に掲げていました。ならば、ごみ焼却施設についても、市民とともに考え、取り組むべきではないでしょうか。平成26年度(2014年度)は、昭島市の第三次一般廃棄物(ごみ)処理基本計画の中間年です。計画にある延命化や建替え等の具体的な施設整備計画について、市民参加で行うことを強く要望しました。