雨水課をつくってみてはいかが・・・

6月議会の一般質問より②

投票結果で思わずガッツポーズ。昨夜12時立川・生活者ネットワーク事務所。前の左から星ひろ子都議、いなはしゆみ子立川市議、 私(おおたけ貴恵)、上段はいなはし応援団のみなさん
投票結果で思わずガッツポーズ。昨夜12時立川・生活者ネットワーク事務所。前の左から星ひろ子都議、いなはしゆみ子立川市議、 私(おおたけ貴恵)、上段はいなはし応援団のみなさん
 一週間前の14日、東京は梅雨入りしました。雨は、地下水の源です。天の恵み天水(あまみず)。水道水を地下水100%飲んでいるまちの責任として、地下水をくみ上げた分は、せめて地下へ涵養させるべきという視点で質問をしました。

 今回質問を作るにあたり、昭島市が雨水施策へどのように取り組んでいるか職員に聞き取り調査をしようとしたところ、たらい回し!?

 昭島市の浸透域と不浸透域はどのくらいあるか調べようとしたが、下水道課へ行っても、水道部へ行っても、環境部へ行ってもわからない!また庁内の施設で雨水活用がどれくらいされているか、公共施設でどれくらい雨水活用されているかは、建物を管理している担当ごとに違うのです。

(Q)雨水施策をトータルに担当するのはどこ?
(A)雨水の利用、浸水対策など多岐にわたる業務は、各担当がそれぞれの立場から所管をしている。
→再質問で、雨水をトータルで担当するべきと指摘!環境部長の再答弁で環境部がしていくと約束してくれました。やったね。一歩一歩です。

(Q)雨水浸透ますの設置状況、雨水浸透ます設置の考え方は。
(A)平成21年度末までの実績は、雨水浸透施設助成が233基、雨水貯留槽設置助成が212基、浄化槽の転用助成が6基
→小金井市は、雨水浸透施設の市内設置率が、世界にほこれる数値。平成21年3月末現在、市内の雨水浸透施設の設置軒数が12,587軒で51.8%、浸透ますの設置数が56,838個です。昭島市も助成している数値だけでけでなく、全体を把握し、計画的に設置をしていくべきではないでしょうか。

(Q)ポケットパークや井戸が少ないJR青梅線北側公園などへ震災対策、親水対策として計画的に雨水を貯留する、墨田区のような露地尊設置を積極的に設置してみては。
(A)路地尊は屋根がないと確保できない。また、本市の町並みは墨田区とは異なり、路地尊の設置については様々な制約があるので設置しない。
→公衆トイレの屋根や近隣住宅の屋根など屋根は確保できると思うのです。様々な制約って何かな???

 さて2008年に武蔵野市、三鷹市、府中市、調布市、小平市、小金井市、国分寺市、西東京市の8市市長による雨水サミット開催されました。そこでの宣言に注目すべきことがありました。「雨は資源。雨は決して邪魔ものでない。まちの資源である。雨を借りる。雨をかえす。雨をいかすことで乾きつつあるまちに安全と潤いを授けてくれる。雨をいかすまちづくりは行政だけではなりたたない。そこで暮らす人、学校に通う人、地場産業を担う人々と一緒になって、雨をいかすまちづくりを考え、行動し、次世代のために50年間継承することが重要である」と50年の継承を宣言していました。

 昭島市も雨水サミットの宣言を、ぜひ共有して欲しいものだ!