さよなら国分寺・市民憲法教室・・・そして今後に期待する!

国分寺・市民憲法教室の最後の授業

左:国分寺・市民憲法教室代表山崎翠さん、右:只野雅人先生
左:国分寺・市民憲法教室代表山崎翠さん、右:只野雅人先生
 国分寺・市民憲法教室は、故山崎眞秀先生の開設した憲法を学ぶ場です。40年文庫活動をしてきたパートナーの山崎翠さんとともに開いてきました。16回目を迎える21日に教室を閉じることに・・・。ちょっぴり寂しい思いでこの日を迎えました。私は、2004年国分寺・市民憲法教室で学び、山崎眞秀先生が亡くなったあと、2年前に憲法教室が再開したとき、運営委員として関わってきました。

 講師に、山崎眞秀先生と縁深い一橋大学法科大学院の只野雅人先生を迎え、2年間たっぷりと憲法のことと身近な暮らしと憲法を結びつけた学び合いをしてきました。最終講義は、「平和主義と日本国憲法」です。今年施行される憲法改正の手続き国民投票法や9条について学習をし、その後は、みんなで議論しました。

 「憲法を変えたい人は、環境権が明記されていないというが、憲法13条で保障されているのではないか。」「個人情報保護法の名の元に、名簿を作らないという行動にでて、一人ひとりつながりを持てないように自主的に規制しているのではないか。憲法からみてどう考えるか」さまざな意見の投げかけに、一人ひとり考え、学び合います。最後の授業は、とても有意義な授業でした。

 山崎眞秀先生は、「よく自立した市民になりなさい」と言っていました。自立した市民とは、自分の頭で考え、行動する市民です。山崎眞秀先生から学んだことは、今の私の活動の原点でもあります。

 さて国分寺・市民憲法教室の今後は、一方的な授業、教室形式ではなく、学び合う場となります。あらためて憲法を学んでいきたい、広げたいという市民で集まり、今後を考えていきます。