お日様パワーでクッキング

武蔵村山市立小学校の3年生の授業から

ソーラークッカーが勢揃い
ソーラークッカーが勢揃い
 曇り空から、ときおり太陽が見え隠れする15日(火)にソーラークッカーを使い、太陽光で調理したり、太陽光を体感する授業のお手伝いをしました。

 対象は小学3年生の4クラス。まずはお日様パワーで調理するためのグッズを紹介します。発砲スチロールを使用した西川式ソーラークッカー、発展途上国でも使われている持ち運び簡単なエデュクッカー、傘のようにひろげ生地はドームにも使用されているサニークッカー、集光型のソーラークッカーが勢揃いです。

 子どもたちの目が何が起こるか興味津々です。ソーラークッカーに水と人参を入れた黒い鍋を置きます。

 その間子どもたちは、放射温度計を使い、地面、樹木、鉄棒、草・・・など班ごとに分かれ、いろんなものを測ります。一番温度が高かったのは、72℃。人参の鍋の中です。それには子どもたちも驚きの表情。鉄棒が冷たく感じても、地面の温度と同じということも目で見てはっきりわかります。

 さて、授業の最後は、人参の試食。まずは鍋を触ってみて、「あったか〜い」ことを体験。子どもたちから「かたいけど、おいしい〜」という声が聞こえてきます。曇りだったこともあり、鍋は熱くても、人参が柔らかくなるには少々日差しが弱かったにも関わらず、うれしい子どもの声です。

 終わってから、子どもたちのアンケートを見ると、「なぜ鍋は黒いのですか」「雨の日はできますか」「なぜソーラークッカーというのですか」「テレビでみたことはあるけど、本当に調理できることがわかった」などするどい質問や感想もありました。小学3年生の子どもの視点はするどい!お日様パワーを体感した一日でした。