日米開戦の日に思う

木を植える人中渓宏一さんとともに活動して

11月16日府中市立南白糸台小学校にて植樹
11月16日府中市立南白糸台小学校にて植樹
 12月8日は日米開戦の日。朝、子ども達に聞いても知らない・・・。夕方学校で話した?と聞くと、中学生の息子は、社会科の授業で担任が話したよう。しかしなんだかピンとこないようで実感がわかないらしい。

 今朝の天声人語で批評家小林秀雄さんの能について述べたくだりを使い、”「大切な命」がある。「命の大切さ」というものはない。抽象的な「命の大切さ」でおしまいにせず、ひとりの「大切な命」がもっと語られるべき”という言葉が私の中に染み入ります。

 先月16日、17日に木を植える人中渓宏一さんファミリーと若いヒロ君とミオちゃんとともに行動したことをふっと思いだしました。中渓さんは、今年春から9月20日の国際平和デー開催地の沖縄に向けて歩きながら、多くの地域で学校や保育園やお寺や集会所に木を植えて歩いていました。20世紀の戦争で亡くなった1億人分の植樹1億本の目指すアース・ウォーカーことポール・コールマンとの出会いが、中渓さんの人生を変えた。

 ヒロ君とミオちゃんは、昨年まで青山で働く20代の若者です。その若者が中渓さんに出会い、人生も変え、いきいきと次の目標に向かって歩いています。

 今の世の中、混沌としています。食べるのに必死。生きるのに必死です。余裕がなくなってきています。そういう中、絶対に今日の日12月8日を忘れてはならない。9月20日が国際平和デーであることも、そして大切な命のことを忘れてはならない。