避難所運営マニュアルは地域住民が使いこなせるものに!

昭島市総合防災訓練に参加して

お湯に浸しだけで出来上がり!
お湯に浸しだけで出来上がり!
毎年、災害時に非難場所となる市内の公立小中学校で昭島市主催の防災訓練があります。今年は、多摩辺中学校。第10ブロックの自治会、消防団、日本赤十字の女性団、交通少年団、医師会、食料供給の協定を締結している企業などが一堂に集まりました。

お湯に浸しただけ炊き上がるご飯、お水に浸すだけのうどんの炊き出しや水道部による水の供給、簡易トイレの展示、ハイパーレスキュー隊の屋上に取り残された人の救出や放水は、目を瞠ります。
 
さて私が非常に興味をもったのは、体育館での避難所です。避難所運営マニュアルに基づき、設営します。体育館には、ファミリールームと書かれた仕切りがいっぱい。下は銀マットで、ひと家族ごとに過ごせるようになっています。更衣室や二段ベッドまでもあります。簡易トイレは洋式と和式で、下水のマンホールへ直接設置できるものです。大半は、市の職員が設営。この道具は、総合防災訓練用に昭島市が持ってきたもの、備蓄庫にはありません。震災時、まずは地元の市民が、備蓄庫の中のもので避難所など設営できねばなりません。「避難所運営マニュアルに基づいた防災訓練もすべき」と一般質問をしたことにより、総合防災訓練で取り入れられました。今後は、市民もいっしょに行なう検証をすべきではないでしょうか。防災訓練は、いざ!というとき、市民一人ひとりが使いこなせるものでなければなりません。引き続き議会においても、防災について注視していきます。