公立も私立も無料!スウェーデンの教育

友人との再会より

 スウェーデン在住の小川さんは高校生を筆頭に4人の子育て中のママ友達です。年に一回夏休みに昭島へ里帰りします。毎回スウェーデンや日本の教育の話で盛り上がります。
写真右、スウェーデンの刺繍のテーブルクロス。非常に細かい作業に驚きです。

 スウェーデンでは、公立でも私立でも学費は無料です。小川家の末っ子は、シュタイナーの私立学校へ通っています。学費が無料なのはもちろん、バス代まで支給されます。今回音楽学校が受かり、転校。やはり無料です。プライベートレッスン代はかかります。しかしそれも中学校まで。高校で音楽や芸術の学校を選択した場合、必要な教育とみなされ、プライベートレッスン代も無料です。大学も授業料はかかりません。社会人で大学へ行った場合は、手当てがでます。教育にお金をかけている国です。ちなみに教科書はリユース。教科書へ書き込むはできません。友人は、教科書については日本のように配布がうらやましい〜と。

 気になるのは、財源。確かにスウェーデンは税金が高い。消費税は食料品が13%、普通のものは25%、たばことお酒は50%かかるそうです。ガソリン代も260円だそう。友人は車が壊れたのをきっかけに自転車に変えました。
電気は、希望のもの選べます。友人は、少し高いのですが、風力発電の自然エネルギーを選んだそうです。

 再度話題は、スウェーデンの教育に・・・
友人がぜひ日本人に伝えたい!といって話してくれました。
それは『選挙』。選挙があると、学校では子ども達が徹底討論をするそうです。各々グループに分かれ、○○党についてスローガンや政策を発表。最終的には子どもたちで学校ごとに投票、選挙をするのです。そしてうちの学校では、○○が勝ったとオープンにするのです。それだけ小さい時から選挙について討論をするからか、本当の選挙のときの投票率は、98%。
 
 日本では、学校や井戸端会議でも政治の話はタブー視されています。お国柄とはいえ、スウェーデンの教育はさすが!です。

 ところでスウェーデンは現在自民党政権。長らく社会民主党政権だったのですが、政権交代をしたようです。そのためショッピングセンター開発のため学校が取り壊されたりしているそうです。友人曰く、今回政権が変わり、いろんなところで反対運動がおこっています。でもまた政権を変えればいいと思っていると話しています。
 
 さて日本の場合、そろそろ政権交代をしてみるのもいいのではないだろうか。友人と話していると、スウェーデンという国がうらやましくなった。