日々雑感!個人情報保護の名の下にコミュニティーが崩れる

学校の電話連絡網がなくなった!?

 今日は、久しぶりの休日。6月議会の原稿を自宅で書いています。自宅でパソコンに向かっていても、家の中のことが目に付いて仕方がない。そうこうしているうち昼食の時間。しかし子どもが帰ってこない。誰と遊ぶか名前を聞いていたので、電話しようと学校の電話連絡網を探すがないのです。確か子どもから預かっていないと・・・。

 ”中学校の電話連絡網がなくなっていたのです。”

 2年前の上の子どものときはありました。先日、あるお母さんから、
「子どもが学校で友達とけんかしたから、先方に連絡をしたいが、電話連絡網がない」
と言っていました。
 そのときは、まだ4月、これから配布されるだろうと話していました。

 5月の国分寺・市民憲法教室で「幸福追求の権利」と人権の意味を、只野先生から学びました。憲法は、私たち一人ひとりの基本的人権を守るためのものです。そのため手段として、立法や行政があるはずです。私も、議員になることを決めた理由の一つは、憲法13条。そして12条の不断の努力をしていこうと日々活動しています。「個人情報保護法」は、いったい誰のためのものでしょうか?
 
 さて、電話連絡網のこと。中学校だけでなく、さまざまなところで、電話連絡網がなくなったということを聞きます。確かに、個人の情報は不特定多数の人や無差別に流していいとは思いません。しかしなんでもかんでも個人情報の名の下に横のつながりをなくすのは、いかがなものかと思います。
 
 過度に自ら自粛する市民が増えている、そして組織においても。なんだか住みにくい世の中になってきたのかな。
写真下、おすすめ本「憲法ここに生きている」国分寺・市民憲法教室10周年記念実行委員会