非営利活動は、新自由主義に迎合すると非難する学者もいます。しかし石塚さんは、以前から社会と経済がリンクし、非営利セクターが活動することが、市場セクターと公的セクターに対抗できると主張してきました。
そして現在、営利を追求してきた企業が、社会的貢献を主張してきています。事業型NPOとして活動を広げています。
フランスなどヨーロッパでは、公的セクターの仕事がアウトソーシングされています。日本においても福祉の分野で同じことが起こっています。営利的な民営化か非営利的な民営化が重要です。
日本において、「市民社会が非営利・協同セクターが主体的に構築しなければ、社会的な経済活動も営利会社が行なうことになる」という石塚さんのことばに重みを感じました。
写真下、三多摩青年合唱団の「自由の木」のうたごえにうっとり