現代社会における非営利(NPO)活動の意義

NPO法人多摩住民自治研究所総会<石塚秀雄さんの講演>

 非営利(NPO)活動の意義は、現代社会において大きい。1995年阪神大震災をきっかけに、十年前の1998年特定非営利活動促進法を制定。特定非営利活動法人として法人格の取得が可能となりました。当初1000ほどの団体が、現在35000近くの団体が認証されています。写真右、非営利・協同総合研究所いのちとくらし常任理事 石塚秀雄さん 

非営利活動は、新自由主義に迎合すると非難する学者もいます。しかし石塚さんは、以前から社会と経済がリンクし、非営利セクターが活動することが、市場セクターと公的セクターに対抗できると主張してきました。
 そして現在、営利を追求してきた企業が、社会的貢献を主張してきています。事業型NPOとして活動を広げています。
 フランスなどヨーロッパでは、公的セクターの仕事がアウトソーシングされています。日本においても福祉の分野で同じことが起こっています。営利的な民営化か非営利的な民営化が重要です。
 日本において、「市民社会が非営利・協同セクターが主体的に構築しなければ、社会的な経済活動も営利会社が行なうことになる」という石塚さんのことばに重みを感じました。
写真下、三多摩青年合唱団の「自由の木」のうたごえにうっとり