地下水100%の水道水を飲むまちとして、公共施設での石けん使用を徹底しよう~2014年第4回定例会一般質問報告
2001年施行された化学物質排出把握管理促進法であるPRTR法が国会全会一致で可決され、合成洗剤の成分が有害化学物質の第一種に指定されました。近隣の類似団体である水と緑の豊かな小金井市の環境行動指針には「洗剤は極力石けんを使用するとともに合成洗剤は必要以上に使わない」と明記されています。また「合成洗剤を持ち来ないように」というポスターが公共施設、集会所、小・中学校に掲示されています。それでも持ち込まれる場合があるということで、市民団体と市が連携し、合成洗剤が持ち込まれているかどうかチェック(レッドカードを貼る)もしています。
さて昭島市では、給食センター等で積極的に石けんの使用をしてきています。しかし施設の業務委託が進む中、今秋オープンした松原町コミュニティーセンターでは、合成界面活性剤が堂々と流し台に設置されています。
今回一般質問で水環境に恵まれた環境のトップリーダーとして、排水まで意識し、昭島から石けん活用を進めることを提案しました。
昭島市は環境への負荷低減を目的として、石けん使用を新環境マネジメントシステムの中の取り組み項目として検討すると答弁。また環境マネジメントシステムで石けんを位置づける中で、全庁的な研修会による職員への周知・徹底、チェック・改善をしていくということは評価できます。そして合成洗剤の公共施設への持ち込みについては、全庁的な実態調査を実施することを約束しました。
今回一般質問をするにあたり生活クラブ運動グループの皆さんとともに、公共施設での石けん使用について調査活動もしました。引き続き市民とともにチェックしながら、生活者ネットワークは議会で取り上げます。