12月議会は、女性の健康、環境施策、子どもと有害化学物質について一般質問をしました。
女性の健康については、乳がん検診と子宮頚部がん検診の現状が受診する女性側にたっていないという視点で質問をしました。乳がん検診は、マンモグラフィーと視触診が別日程で設定されていることや定員があるため、検診率が6.3%と非常に低いことを指摘しました。乳がんは、40代50代の壮年層女性の罹患が高いがんです。発見が遅れると命をも奪うがんです。子宮頚部がん検診についても同様、定員があるため、検診率が非常に低いこと検診期間も一ヶ月しか設定していません。またとくに罹患が急増する20代の検診率は、3.7%です。しかし、答弁は、財政面の問題や医師会と相談して検討するなど、あまり積極的ではありません。市の責務は、市民の健康を守ることであり、早期発見することは、高度医療にかからないなど市にとっても有益だと思います。
環境施策については、水田・用水路・湧水保全の視点で質問をしました。とくに湧水について、諏訪神社の硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素の2004年度11月の観測結果の数値が環境基準を上回っていることを質問。答弁では、環境基準は一年間の平均であるから問題ないということでした。しかし環境基準は、1リットル中10mg以下とはいえ、昭島市は、年平均で約9mgという高い数値を維持しています。水道水が地下水100%のまちの責任として、しっかり検証すべきではないでしょうか。地下水保全条例のある熊本市は、硝酸性窒素について、国の環境基準より厳しい基準を設定しています。昭島市は地下水保全の独自の条例はありません。市は、以前からの検討している地下水保全だけでなく、水循環をも含めた条例を検討すると答弁をしていました。水とみどりのまち、地下水100%を飲んでいる昭島だからこそ、早急に取り組むべきではないでしょうか。
子どもと有害化学物質について、昭島市の子どもが多く生活や出入りする公園や学校などの公共施設は、国の基準より厳しい東京都の「子どもガイドライン」に基づいていること。今後は、民間の保育園や幼稚園への啓発も環境課が責任もって行うことの答弁でした。現在、新幹線図書館の塗料は剥がれいます。塗料には鉛が含まれているものがあります。剥がれた箇所の補修には、鉛フリーの塗料が使われているとのことでしたが、元々新幹線のボディーに使われている塗料は鉛フリーではありません。剥がれた塗膜から鉛が飛散されないか課題があります。とくに鉛は、神経に影響を及ぼす有害な化学物質です。しっかりと今後の対応をチェックします。
引き続き、おおたけ貴恵は生活者の視点で質問をしていきます。