石けん派or合成洗剤派、あなたどっち?

石けん調査隊の石けん実験報告

 なぜ石鹸なのか。石鹸と合成洗剤の違いを石けん調査隊で実験しました。
 
 実験1石鹸はよくおちることを実験①。
洗濯用の石鹸(粒状せっけん)と合成洗剤(新聞店からもらった合成洗剤)の液を箱にかいてある通りに作り、口紅をつけた布を液の中で洗ってみました。まずは、もみ洗いをしているとき、合成洗剤は口紅が手に付着。手が真っ赤に。すぐには両液とも口紅がとれなかったので、液の中につけてみました。若干石鹸の方がとれています。その後がすごい!もみ洗いをすると、石鹸につけた布の口紅はきれいにとれました。しかし、合成洗剤は、とれず。石鹸液で洗うと、きれいに!恐るべし、石鹸。
 
 実験2石鹸はよくおちることを実験②。
ガラスのビーカーの底に口紅で円を描く。実験1で使った液でこすると。合成洗剤ははじくが感じでとれたといえません。石鹸はきれいにとれました。

 実験3生き物で実験①。ちょっとかわいそうですが・・・。
石鹸と合成洗剤を各々5ccを水100ccの液を作り、イトミミズを入れてみました。(イトミミズは団子状に固まってすごしています。)両液とももがいています。合成洗剤の方が、イトミミズは苦しみばらばらになってきています。

 実験4生き物で実験②。
台所用合成洗剤を規定どおり、0.75ミリリットルを水1リットルで薄めた液にイトミミズをいれました。生きています。しかし、参加者から、「普通家で使うとき、もっと泡立てる。こんな薄い液では食器を洗わない」という意見。試しに倍(+0.75ミリリットル)をいれてみたところ、イトミミズの塊は、ばらばらに。

 ほかに歯磨き粉や口臭予防の液などで実験しました。

 目でしっかりみることで、やはり石鹸を使うことの意味を再確認しました。

 テレビのコマーシャルで油まみれの鳥を合成洗剤で洗ったり、合成洗剤で泡立つスポンジで食器洗いできれいになっています。しかし、本当に影響はないのだろうか。

 今日の石けん隊の実験であらためて、考えさせられました。

 さて3月の予算委員会で、私は、昭島市としての石鹸取り組みについて調査、質問をしました。市立会館はみごとに合成洗剤のオンパレード。職員は「椰子のみから作っているから・・・」「(箱に)○○石鹸とかいてあるじゃないか」と言います。しかしそれは商品名!

 裏の成分表を見れば、一目瞭然。成分表示には、合成の界面活性剤が記載されています。自然界にはないものです。石鹸とはあくまで、脂肪酸ナトリウムと脂肪酸カリウムです。
 
 昭島市には、国のグリーン購入法に基づいて、物品購入に指針はあります。そこには、石鹸がありません。水と緑をうたうまちなのですから、率先してグリーン購入の指針に「石鹸」をいれるべきです。

 今後石鹸について、昭島市としての使用状況を調査します。協力いただける方はご連絡下さい。いっしょに調べましょう♪