住民が使いこなせる防災計画を!

6月議会 4日目<おおたけ一般質問報告その1>

 一般質問、最後の日。最後の最後16番めに私は一般質問をしました。昭島市の議会の場合、登壇は3回まで。制限時間は、40分(質問のみの時間)。時間内であれば、4回目自席から意見は許されています。1年前の議会で、自席から「要望します」と訴えたら、野次!野次!どうも昭島市議会では、「要望」と言ってはいけなかったようです。「意見」と言わねばならない。1年経って、市議会の申し合わせ(お作法)がわかってきました。しかしこの申し合わせ、市民からみると、不思議なことがいっぱい。
写真上、昭島市議会議場のおおたけの席。

 さて今回の質問の一つ目は、防災について聞きました。昨年度昭島市は地域防災計画が改定。次は住民が使いこなせるようにせねば、本当の防災計画ではないという思いから質問しました。

(問)備蓄庫の入れ替えや点検はいつ行なっているか?例えば大人用おむつ、子どものおむつ、女性の生理用品はいつ入れ替えているか。
(答)大人用おむつ、子ども用おむつ、女性用生理用品は10年以上取り替えていない。消費期限などないが、今後かえていく。
⇒備蓄庫について調べたら、生理用品やおむつは10年以上前!には驚きました。女性の生理用品は1995年、1996年。幼児のおむつは、1996年、1997年。大人用おむつは1997、1998年でした。メーカーに電話して聞いたら、変える目安は2〜3年。吸収力が弱くなったり、茶色く変色すると言っていました。備蓄庫の点検に、女性の視点が必要と強く訴えました。

(問)避難所を運営するのは、住民。避難所運営のガイドラインや避難所マニュアルを策定する必要があるのでは?<国立市の事例を取り上げました>
(答)昭島市には、すばらしいマニュアルがある。国立市も策定にあたり、昭島市を参考にしている。
⇒一般質問前のヒアリングでは、確かマニュアルはないと言っていたような・・・。なぜか本会議場で理事者(行政)がすばらしいと力説。しかし、そんなすばらしいマニュアルがあるならば地域住民が使いこなせるよう日々の防災訓練においてそのマニュアルを使ってみてはどうか提案しました。議会終ってから、いろんな人に聞いてみましたが、マニュアルのことを認識していたのは、少なかった。マニュアルを作ることが目的ではなく、実際に稼動できるよう生かさねばならいのではないだろうか。

(問)災害対策用井戸を早急に取り組むべき
(答)現在調査中。今年度中に井戸所有者の理解を得ながら、防災マップに示す。
⇒井戸の水をくみ上げるための発電機貸与も提案しました。このことは以前も提案、行政は検討するといっていたはず。しかし、年一回のメンテナンスや所有者の理解などという理由で全く検討作業は進んでいませんでした。引き続き提案していきます。

(問)避難所へこられない避難民への水や食料の供給はどうするか?
(答)ボランティアとの連携が必要
⇒(*_*)だから具体的な方策を考えなければならないと思うのです。何もかも行政だけで行なうのは、無理。そのためにも避難所へこられないであろう避難民の把握を早急にせねばならないのでは。現在、手上げ方式で430人の要援護者の把握をしていることは評価するのですが、それ以外の人はどうなるのか。引き続きの課題です。

他、防災について、徹底的に質問。なぜか答弁途中でわずかな揺れ。地震はいつくるかわからない。そのために住民自身が使いこなせる防災計画であらねばならない。
写真下、議場。ぜひ登壇しているおおたけを傍聴にきて下さい。