写真右、多摩・生活者ネットワークの向井議員も議論に参戦していました。多摩市議会の議場がフラットなのには、驚き!!
多摩の市議会は、決算委員会において、行政サイドが事業について診断をし、事業カルテを作成したものに、議会の各会派が評価しています。その結果、会派ごとに評価が違ってきていました。行政サイドも議会の会派ごとに相違のある評価をどのように受け止めたらいいかわからない。そこで、今回決算委員会で理事者(行政)抜きで、市議会の議員全員で事業一つひとつについて、どのように評価するか意見を述べ合い、議員同士の議論を試みていました。
総務費、民生費、衛生費、商工費、土木費、消防費、教育費の29事業の中から、今回4事業を選定。選定には、会派でほぼ意見が一致している事業と意見が対立している事業を選んでいました。以下選定された4事業です。
①(仮称)庁舎のあり方検討事業
②学校跡地施設管理費
③市民活動情報センター運営経費
④特色ある学校つくり事業
そして、議員ひとり8分×会派の人数の時間内で議論します。
私は、①の事業の議論の途中まで傍聴。今ある庁舎がなぜ永山に建設されることになったかを延々と話す議員。新庁舎を多摩センターにすべき・・・などの議論が噴出。確かこの議論は、①の事業をどのように評価することのはず。傍聴していて、どんどん論点がずれていくのではないかと心配???
途中別の議員が軌道修正の発言。委員長が発言した議員たちの意見をまとめながら、①の事業について、議員同士が議論を展開していました。委員長の采配は当然のことながら、議員の力量も露になります。
さて議員同士が議論していない!!なんて市民は考えにくいと思います。私自身議会に入り、議会が議員同士が議論できない仕組みになっていることに驚きました。
この多摩市議会の取り組みは、画期的なことです。議会基本条例策定にも取り組んでいる多摩市議会!今後も注目していきたいと思います。
写真左、議場
写真右、多摩市役所で発見!授乳・おむつかえコーナーがありました