貧困に悩むバングラディッシュの支援活動を通じて

ミーナ友の会主催の夕涼み会に参加

アジアでもっとも貧困に悩むバングラディシュは、生活習慣や医療不備などにより聴覚障害者の数が多くいます。識字率が低く会話がコミュニケーション手段の主であるため、聴覚障害者の社会参加が難しいのです。地域の幼稚園が中心に保護者OB・OGが支援活動をしている「ミーナ友の会」の夕涼み会を手伝いました。
(*バングラディッシュは、北海道と同じくらいの面積に日本とほぼ同じ人口1億2千万人がいます。)写真バングラの聴覚障害者の学校の子どもの写真の下で 

 1994年からはじまったバングラディッシュ支援活動で4校の聴覚障害者の学校を設立。1学年7〜8人で、4校で年間約25人の卒業しています。聴覚障害の子ども達へ着実に支援をしています。

 またバングラディッシュ支援活動を通じて、聴覚障害者だけでなく、生活の基礎となる技術を身につけるための職業訓練校の必要性を感じ支援を広げています。電気、機械、溶接、木工、縫製、自動車整備、コンピューターの技術を身につけることができる訓練校は、入学を希望する人が待っているほどです。貧困に悩むバングラディッシュの人にとって、即戦力をつけることは、就職への近道。就職もほぼ100%の訓練校は、バングラディシュの人にとって、現在もっとも必要な機能です。

 さて昭島の中の小さな幼稚園から支援を継続していることに感服です。幼稚園を卒業して20年近い保護者や地域の人がつながりをもって、バングラディッシュを支援していることにボランティア精神の本質を感じた一日でした。