協働による災害に強いまちづくり

12月議会一般質問より

備蓄のテント、簡易トイレも住民だけの手で組み立てます(つつじが丘団地住民主催の防災訓練より、2009年11月29日)
備蓄のテント、簡易トイレも住民だけの手で組み立てます(つつじが丘団地住民主催の防災訓練より、2009年11月29日)
災害はいつ起こるかわかりません。いざというとき、行政に100%頼ることはできません。普段からお互い顔が見える関係やコミュニティー作り、さまざまな災害時を想定しての訓練など必要ではないでしょうか。

昭島市には、平成19年3月に改訂した昭島市地域防災計画で避難所運営マニュアルを策定。実際に使う市民とともに検証すべきことを指摘しました。行政は、防災訓練を通し、一部検証をしているとの答弁です。しかし大半の市民はその存在さえをしりません。今後市民にも周知し、実際に使う市民とともに地域ごとの検証をすべきと指摘しました。

 また以前から議会で取り上げている生活用水として活用できる防災井戸の公開等について質問しました。

民間が生活用水として供給できる井戸は127本あり、公開できる可能性がある井戸は99本で、平成23年度を目途に公開を進めていくという答弁です。99本の井戸のうち93本が電動でくみあげている中、災害時には発電機がなければ水をくみ上げられません。市は発電機の貸与をするとのこと。

 市の職員も被災したことを想定し、福祉など継続しなければならない行政サービスを優先順位が高いものから誰がどのように復旧するか等昭島市の業務継続計画(BCP)を早急に策定すべきことを指摘しました。

今回の議会答弁をうけ、今後さらに市民とともに実効性のあるものとなるよう検証していきたいと思います。

*政策ゼミのお知らせ
 災害い強いまちをつくろう!
「避難所は誰が開けるの?」「備蓄庫の鍵はどこにあるの?」
知っているようで知らない防災のことをみんなで確認してみませんか。
日時:2010年1月15日(金)10時〜12時
場所:昭島ネット 朝日町事務所
問い合わせ:042(544)8390