地域内で循環する『生ごみ施策』について

9月議会の一般質問②

 昭島市の家庭からでる生ごみは、1日一人あたり707グラムです。減量への市民の努力はすすんでいるとはいえ、他市と比べてまだまだ生ごみ減量は課題です。また家庭の生ごみを処理するコンポストへの補助を市は行なっていますが、堆肥化し、地域内で活用する仕組みが昭島市にはありません。

 そこで生ごみ施策の一つとして、生ごみ処理機から排出される乾燥された生ごみを拠点回収し、堆肥化し、地域内で活用し、リサイクルをすることを提案しました。また現在100名近くの廃棄物減量等推進委員がいます。まずは生ごみ減量を実践するための協議の場を作り、昭島市らしい生ごみ施策を考えてみることも提案しました。

 ごみ減量化対策に係わる協議の場について、市は機会を捉えて提起すると答弁したことは評価します。しかし生ごみリサイクルへの提案には、家庭からの生ごみは異物等が混入、堆肥化しても用途に制限があり、拠点回収をしても保管場所や収集体制などに課題があるため“積極的な研究!?”をしていくと答弁。協議する前に結論を出すのは、早急な判断ではないでしょうか。

 現在学校給食では、センターから排出される生ごみを堆肥化し、市内の農業者の協力を得て、野菜作りの実験をしています。美堀町での環境コミュニケーションの建設が計画進む中、まずは市として、生ごみについてもリサイクルする仕組みをモデル的に取り組むべきではないでしょうか。