認知症の人の心を感じて

2008年6月29日 09時07分 | カテゴリー: 活動報告

認知症サポーター養成制度に参加して

 昭島市主催認知症サポーター養成講座に参加しました。この講座では、市民で構成される昭島市社会福祉協議会昭島ボランティアセンター認知症取り組み委員会が積極的に活動しています。
写真右、ロールプレイの様子

 講師は、NPO法人アビリティクラブたすけあいACT・SPSD研究会の皆さん。ファシリテーターは香丸眞理子さんです。以前から、学習したいと思っていた内容を、昭島で受講できたのは、ラッキー!

 「認知症は病気です!」そのきっぱりと言い切った香丸さんの言葉に衝撃を覚えました。当たり前のことですが、見た目はいつもと変わらない、絶えず症状がでているわけでない場合、なかなか病気だと認めにくいものです。私も最近体験したことから、考えさせられました。
 
 認知症の原因は、アルツハイマー、レビー小体病、ピック病・・・。症状も食べたこと自体を忘れるなど記憶に冠した障がい、時間・場所・人間関係の見当が混乱する見当障がい、言語の関した障がい、麻痺がないのに上手に行為ができない障がい、正しく認知ができない・・・などさまざまです。

 会場参加の認知症模擬演技者によるロールプレイを見ました。認知症演技者は、ACTのみなさん。ケアー者を会場参加者が行ないます。大まかなシナリオはあります。

 今回は、下田ハツさんという、5年前アルツハイマー型認知症と診断された場面設定です。
 [場面設定1]
  ハツさんの息子に、ごみ棄てを頼まれた隣の息子の同級生関 さんが、ハツさんのところを訪ねるところから始まります。
 [場面設定2]
  息子の嫁が夕食を作りにきた時、ハツさんの財布がなくなる というところから始まります。

 両場面とも、ケアー者がアドリブで発言したことに模擬演技者が場面をどんどん展開していきます。終わったあと、演技者、ケアー者、会場から気づいた点をお互い意見し合います。

 認知症の方のその人らしさを見つけることは重要。介護者が自分では良い方法と思っていることが、ロールプレイで客観的にみることで、認知症の人にとって必ずしも良い方法ではないことを体感できました。
 
 さて厚生労働省は、「認知症を知り地域をつくる10カ年」キャンペーンを2005年度から始めています。このキャンペーンの一つに、認知症の方と家族への応援となる認知症サポーターを全国で養成し、認知症になっても安心して暮らせるまちを目指す「認知症サポーター100万人キャラバン」が進められているのです。
 
 昭島市において、待ちに待ったサポーター養成講座。今後さらに講座を展開するよう期待したい。
写真下、午前中は昭島生活者ネットワーク主催の国政フォーラム。参議院議員大河原雅子(民主党)さんを講師に医療制度や社会保障制度全般について、意見交換をしました。来年度改正される「介護保険制度」に注目です!