憲法を勉強することで、自立した市民として育ちあおうよ!

山崎眞秀先生を偲ぶ会から

 昨年6月5日、国分寺・市民憲法教室主宰の恩師山崎先生は亡くなられました。有志の方々により、今日『山崎先生を偲ぶ会』が国分寺で開催されました。
⇒写真右上が、山崎眞秀先生。いつもにこやかな笑顔でじっくり話を聞いてくれます。そして適切なアドバイスもいただきました。柔軟で頑固な先生でした。 

 会場は、憲法学者の山内敏弘先生、只野雅人先生、加藤一彦先生をはじめ、1期生から11期生の卒業生が集いました。その中には、2期生の尊敬する前国立市長の上原公子さんの顔も見えます。(写真左下)みんな山崎先生との思い出を語り合いました。

 私は2003年度卒業の8期生。さまざまなことを学びました。山崎先生が、憲法教室10周年のとき以下のように話されたことが印象深く残っています。
 「自立した市民とは、日々、政治であれ、経済であれ、歴史であれ、われわれの文化に関わり深い社会でのさまざまなできごとに対して、私どもは、自分の目で見、自分の頭で考え、自分なりの責任のもてる判断ができるような人間になりたい。それを踏まえた上で、必要とあらば、志、目的を同じくする者がいた場合、個人であれ、団体であれ、政党であれ、対等な立場で連帯できる、そういう人間になることが大事なのではないか」

 私は、山崎先生と出会い、『自立した市民となること』『憲法と暮らしを結びつけ、地域の中で根っこを生やした活動していきたい』と思いました。

 さて、ひょんなこから議員となり、議会の中でさまざまな課題を突きつけられます。そのときは、山崎先生を思い浮かべ、先生ならばどう判断するだろうかと何度となく、考えました。議会の中に、果たして自立した市民である議員はどれだけいるのだろうか。私は、憲法に基づいた自立した市民として議会活動に臨みたいと再確認!懐かしい同期と再会し、地域の中での活動を伺い、あらためて自分の置かれている使命の重みを感じました。
 国分寺・市民憲法教室の卒業生は総勢146名。山崎先生は、1994年大学を退官されたあと、自宅を教室として開放。生涯憲法とともに歩まれました。

 現在国分寺・市民憲法教室は、山崎翠さん代表のもと、再開されました。今月は25日2時〜4時。テーマは幸福追求の権利」と人権の意味 〈人権はあなたの幸せをつくる権利〉です。若い20代の人もいっしょに学んでいます。
 今を生きる私ができることは、憲法と暮らしを結びつけ、裾野を広げる活動です。まずは、みんで憲法を学びあいましょう。
写真右下は代表山崎翠さん