遊びは「遊育」

あきしま冒険遊びの会に参加しました

あきしま冒険遊びの会主催の連続講座「地域と遊び」に参加しました。
 まず一日目(3月14日)は、羽根木プレーパークの元祖プレーリーダー天野秀昭さんを講師に迎えた学習会。「遊育」(遊ぶ、育つ)の主役は、子どもです。例え鬼ごっこでも子ども本人がやってみたいという気持ちがなければ、遊びではありません。遊びは、やってみたいという心の動きです。遊びの世界を支配しているのは、「快」か「不快」かのみ。本人は快でも他の人からみると不快なこともあります。その中で人と人がぶつかりあい、人との関係性も学んでいきます。現場を見てきた天野さんの言葉には、説得力がありました。
 二日目(16日)は、昭和公園北側の林の中で冒険遊びを体験。ロープ、木工、火を使えるかまの準備など用意しました。参加したお父さんたちは、人気者。子どもたちといっぱい遊びました。お父さんたちが木とロープを使い、大きなブランコを作りました。木工は、子どもが目をキラキラ輝かせて、自由な発想のもと、ステキなテーブルや椅子を黙々と作っていました。かまに木々をくべ、火をおこし、キラキラビー玉や焼き芋をやりたい子どもが自らしていました。子どもがやってみたいことをすることが「遊び」。天野さんの学習会での言葉を思い出しました。今の子どもたちは、ダメ!ダメ!と禁止事項でかためられています。昔も今も子どもは興味がわくことを、やってみたいと思います。しかし今は、その環境が整備されていません。環境整備は、大人の責任と実感した1日でした。
 環境整備といえば、冒険遊びの会が毎回使用している昭和公園北側の林は、野球場の改築に併せて、駐車場になってしまいます。常緑の木々の中、子どもたちが生き生きと遊べる場所がまた一つ減ることを残念に思います。