日本の発送電分離はスペインから学べ③再生可能エネルギーは限界費用ゼロの電気!〜Fundacion Renovablesの聞き取りから

2015年11月4日 06時57分 | カテゴリー: 活動報告

2013年スペインの風力発電所の設置は、石炭よりも、原発よりも、一番多く生産されました。それは1100万世帯の家庭に風力発電所が一年間供給することができる量でした。協同組合も電力を小売しました。

陸上にある風力発電の発電原価は、90〜100ユーロ/MW時、ソーラーパネルの場合は、70〜80ユーロ/MW時です。再生可能エネルギーは、発電にかかるコストやメンテナンス等含め情報は明らかにされています。一方火力や原発のコストは、全く明らかにされていません。オフィシャルな情報ではありませんが、サラさんたちか調べたところ、火力の場合は100ユーロ/MW時でした。しかし原発については全くわかりません。

全ての発電所会社は、Mayoristaへ電気を売り、小売会社は消費者へ電気を売ります。価格はメリットオーダー制で決められます。燃料費用がかからない再生可能エネルギーから優先に買い、いわゆる限界費用ゼロの再生可能エネルギーから市場は買い、最後に燃料費用が高いガス発電所から市場は購入します。そのときの最後に買われたガスの発電原価を基準に電気代が決められます。

電気の小売会社は、100社ほどあり、再生可能エネルギーのみの燃料から電気を作った小売会社は20社あります。再生可能エネルギーを購入したい家庭は、その20社の中から「緑のパッケージ」になった電気を購入。再生可能エネルギーが特別高いわけでなく、電気代は基本同じで約150ユーロ/MW時だそう。

小売の電力会社が消費者に販売する時のことについて聞いたところ、驚いたことに!再生可能エネルギーだから特別高く販売し、市民が高く買うわけでないとサラさんは話していました。

電気は電気!再生可能エネルギーであろうと他の火力や原発であろうと、同じ電気代となるという発想は、目からウロコでした。

  電力の市場マーケットが自由化され、コストがかかる原発を作ろうという会社はありません。発電原価は明らかにさらませれていませんが、企業はシビアです。

以前国営の発電所は、原子力発電所を作れば、貧しい村の雇用や施設の建設等で村が潤うということはありましたが、現在村にいた人は、都会へ移住してしまったそうです。

どこも同じような構造を目の当たり。日本も電力自由化が進めば、コストが高いはずの原発は作らない!という発想になるのだろうか。

でも再生可能エネルギーだから特別高くはない!と当たり前に発言されたことも目からウロコでした。

続く•••