日本の発送電分離はスペインから学べ②スペインの失敗から学ぶ〜Fundacion Renovablesの聞き取りから

2015年11月3日 14時21分 | カテゴリー: 活動報告

スペイン視察先の二箇所めは、2010年に作られた団体の「Fundacion Renovables」。代表である素敵な女性のサラ•ピッチナーさんが説明してくれました。2050年に電気の消費には100%自然エネルギーにする!を目標に掲げ立ち上げました。企業からの出資ではなく、どこかの紐付きというのでなく、会員からの会費だけで活動をしています。目標を達成するために政治家へのロビー活動をしています。今年5月に地方統一選挙があり、その時には全部の政党へ「100%自然エネルギーにすること」を提案しました。これからの総選挙に向けて、全政党に対して、電気の需要は余っているのだから、2025年までに火力発電所の廃止か、2024年までに原子力発電所の廃止をアプローチをしています。
サラは「技術の問題」でなく、「政治の問題」だときっばり発言!

さてFundacion Renovableを訪問した理由は、スペインの再生可能エネルギーの現状を知ることです。スペインが再生可能エネルギーへの取り組みが失敗してしまった理由もわかりました。

◼︎スペインの政策に振り回させる再生可能エネルギー〜最近8年間スペインは、最悪!
スペインは、1998年にFIT制度が始まりました。定額部分と政府によるプレミアムをつけた制度でした。しかしFIT制度が始まる以前から電力会社は、かなりの負債を抱えていました。そのことが影響し、2009年に政策が一変し、電力の買い取り制度(賦課金)を作る時にコストとFITの差があるとということで、大きく制度が変えられました。2009年に再生可能エネルギーの新設の電力を制限。2010年に太陽光発電の政府プレミアム分を使える時間を制限しました。2012年には、FITに参加できる新設を禁止!再生可能エネルギーも含む全部発電に発電税を7%もかけました。プレミアム価格も下げてしまいました。そしてナント!2013年にはFIT施設のプレミアム価格もゼロにしてしまいました。事実上FITを廃止しました。その時、25年の約束のもと再生可能エネルギーへ投資した人たちを政府が勝手に400のグループに分け、平均7.5%の利益に引き下げに明確な理由がないことに、特に外国人の資本投資家たちが現在裁判が起こっています。
政治家たちは、再生可能エネルギーのプレミアム価格がコスト上昇の理由に政策変更してきたが、そもそもの原因は1998年以前の電力コストの負債。そのこともFundacion Renovablesは、証明してきている!と。
改めてサラは、「一番の問題は技術的な問題ではなくて、法律上の問題だ」といいます。

続く•••

Fundacion Renovables代表のサラ•ピッチナーさん