東京都教育委員会へ意見を出そう!〜「特別支援教室」構想など

2010年7月28日 17時11分 | カテゴリー: 女性・子ども・教育・人権

東京都特別支援教育推進計画第三次実施計画(案)骨子の説明会に参加して

多摩社会教育会館にて2010年7月28日
多摩社会教育会館にて2010年7月28日
 来年度は、2004年度に策定された東京都の特別支援教育実施計画の第三次の年です。すべての学校で実施、つながりを大切にし、自立と社会参加を目指し、共生社会の実現をしていくという理念は、大賛成!
 現在東京都は骨子案を作成し、関係機関や都民に説明をしています。具体的な案について、今日多摩社会教育会館の説明会へ行ってきました。

 とくに私が注目したのは、区市町村の小中学校すべてに「特別支援教室」を設置するという構想です。「子どもが動く」から「教員が動く」というのです。日野市のような”リソースルーム”設置が期待できるという反面、通級学級の教員が巡回指導???という提案に驚きました。ただでさえ余裕がない現場の教員。その教員が巡回指導するのではなく、しっかり特別支援教室を基盤とした専門性のある教員を配置すべきではないでしょうか。

 また設置には「区市町村の理解が必要」と説明には、私の中で財政的支援がつくのか心配と胸騒ぎ。確認したところ、区市町村で財政負担をするということではないといいながらも、11月計画の中で具体化していくという。まずはモデル事業として小学校で実施。その選定過程は、11月の計画の中で、区市町村の代表者による検討委員会で具体化するといいます???結局何もまだ決まっていないということなのか。
 通常の学級、通級指導学級、固定学級の役割分担を明確にし、「重層的な支援体制」にするとも。しかし現場ではマンパワーが足りない状況。たとえば息子のクラスは40人近くいる中で、クラスに特別な支援が必要な生徒がいたとしても、通常学級の担任が運営するのは厳しいと感じます。また現在、保護者がわが子の就学を選択できる中、本来はその子どもに必要な支援を学級の中で整備するべきではないでしょうか。残念ながら、骨子案では、そこが読み取ることができません。

 今回の大きなポイントの一つは、計画期間の延長。2011年度から始まる計画を3年間から6年間に延長。施設の設置などすぐにできないことを見込み、延長したことは、本腰を入れて実施していくと期待できます。

 2003年調査では、公立学校のクラスに知的の遅れがない特別支援が必要な子どもが4.4%、しかし0.615%しか何らかの支援をうけていない状況は深刻です。

 この実施計画が、真に共生社会実現となるよう期待したい。と思いつつも、今日はちょっと消化不良気味の説明会でした。次回は8月9日都庁で行い、9月17日までパブリックコメントを都民に募集します。みなさん〜ぜひ声をだしましょう。