静かな夜と空を返せ!!

第三次横田基地飛行差し止め訴訟団解団式から

12月議会報告中(昭島駅北口にて)
12月議会報告中(昭島駅北口にて)
 13日(日)第3次横田訴訟団の解団式に出席しました。100名近い会場には、普天間、新嘉手納、厚木、岩国、小松基地の訴訟団の爆音に悩む人たち、生活者ネットワークの阿南福生市議、星都議、民主党の島田都議、社民党など、地元の議員が党派を超えて一同に集まり、熱気ムンムンです。沖縄のエイサー、琉球賛歌を歌い、踊り、会場は一つになりました。

 第3次横田基地飛行差し止め訴訟は、2009年4月10日の最高裁第2小法廷において、住民側の上告棄却で判決が確定しました。国に賠償を命ずる国敗訴の判決とはいえ、静かな夜と空を取り戻すための飛行差し止めまでは実現できませんでした。

 訴訟団の前田弁護団長から、「米軍立川基地の拡張に反対する砂川闘争の中で、1959年3月30日、東京地方裁判所の伊達秋雄裁判長ば『合衆国軍隊の駐留は憲法第9条第2項に違反し許すべからざるものである』という判決を下した。」事例をあげ、基地は憲法違反であるという力強い言葉に運動を継続していく、原動力を実感しました。今後新たな運動体として「横田基地被害をなくす会」として活動します。

 鳩山首相が15日に普天間基地問題について政府の方針を表明すると発表しました。どのように決断するか、私は注目しています。

 さて12日土曜日は、美堀町に建設される環境コミュニケーションセンター起工式に出席。昭和36年の写真が掲示され、驚きました。

 今は、林の場所が、当時は、昭和飛行機の宿舎が何世帯も写っています。横田飛行場の直下ということで、当時住んでいた人たちは、騒音緩衝として明け渡すため東の岡地域などへ移住しました。

 そして今度は、そこに廃棄物の中間処理施設や公園などを設置します。3年前に決まった事業。昭和49年購入の廃棄物の破砕機が老朽、田中町の中間処理施設は暫定的で、今後プラなど資源ごみの容器リサイクル法に則る施設として移転は必要とはいえ、複雑な気持ちです。リサイクル棟プラザ棟など総額約30億円の事業費をかけ、市民のための施設ができます。