議会は住民がみえているか 住民から議会はみえているか

2008年10月17日 10時03分 | カテゴリー: 議会改革

第二回三多摩議会改革フォーラムに参加して

 多摩地域の30市町村の議員へ呼びかけ、多摩地域の議会改革への取り組み状況の報告や意見交換を行なっています。今回は2回目。前回70人を超える人数でしたが、今回は約半分ほどの参加。中身の濃い〜!掘り下げた意見交換ができました。
写真右、主催のNPO多摩住民自治研究所理事長池上洋通さんの講演「二元代表制の実質化へ」の様子より〜憲法の中に章立てて「地方自治」を明記しているのは世界にも類を見ない

 今回の報告者は二人。府中市議会議員のにしみや幸一さんと多摩市議会議員岩永ひさかさんです。同じ多摩地域でも市議会によって、独自のルールがあったり、議会運営の仕方が違います。

 一人めのにしみやさんは、昨年初当選した一期生の議員です。議会から視えてきた体験からの問題提起、解決策への分析力には、今の地方自治や議会への課題を整理して、聞くことができました。府中市議会の特徴には、驚き!
例えば、議事録作成は、本会議のみ。委員会や特別委員会は要点録のみ。一般質問、委員会質疑は3往復しかできない。(ちなみに昭島市議会の一般質問は3往復ですが、委員会は制限ない)

「視える議会」にするために、にしみやさんは提起します。
(1)議会の客観評価への取り組みとして
①市民が取り組む活動として、議会ウォッチング。市民間の議会ウオッチングのネットワーク化。
②議会議事録作成の拡大、インターネット中継
③第三者評価
(2)議会基本条例制定へ
(3)地方自治、地方議会制度自体の見直し

にしみやさんが提起する「地方議会を視えなくする」二つのなぞ
①二元代表制による地方議会の役割・権能
 「市民が期待する議員への期待値のギャップ」etc
②単記非委譲式大選挙区制で選ばれた議員の存在
 「そもそも議員はどういう立場を代表しているのか」etc
選挙制度そのものへの提起には、感慨深く報告を受けとめました。

 二人目は、議員7年目の岩永さん。市民アンケートや出前をする多摩市議会を、私はいつも注目しています。
「私たちが、目標とすべきことな何か」という提起は、議会改革という言葉で見失いがちなことをあらためて思い起こさせました。議会基本条例策定に向けて、多摩市議会は活動していますが、条例作り!が最終目的ではないはず。そのために多摩市議会は、市民アンケートや議員同士が議論したり・・・とさまざまなことを一つひとつ進めていると実感しました。
写真左下、府中市議会議員にしみや幸一さん
写真右下、多摩市議会議員岩永ひさかさん