全国学力テストについて思う

教育委員会定例会の傍聴より

 毎月教育委員会が開催されています。今回の報告で興味を持ったのは、学力テスト。大阪府の橋下府知事が自治体ごとに公表しすべき、教育予算配分もそれによって決める・・・など話題をよんでいる全国学力テストです。今年の4月に中学3年生と小学6年生が、国語と算数・数学について、学力テストを受けました。

 昭島市の場合、東京都、全国平均を下回る結果でした。

 正答率が1割にお満たないものもあります。問題を解いてみたら、結構難しい。

 以前愛知県犬山市の「全国学力テスト参加しません」という犬山独自の取り組みについての本を読んだことがあります。犬山市の教育施策は、目からウロコ。現場教師が犬山市の子どものつまづきや現状から丁寧な教材を作成しています。習熟度別授業や学校選択制もとらず、学校に競争と格差をもちこまない、少人数と学びあいの授業実践しています。

 さて今後昭島市は、この調査結果から、教育施策の成果と課題を把握し、検証改善していくとしています。どのように改善するか注目していきたい。しかし、地方分権と言われる時代、私は昭島市も犬山市のような教育施策の選択も一つあるのではないかと思う。

 ところで、教育委員会の委員長が今年度から変わりました。
委員長が、最後に発言した言葉に感動。「将来につなげて考えていきたい、このまちの少年が夢をもてるように、委員や職員で自由に話し合おう」と提案していました。委員長のことばが心強く聞こえました。次回の委員同士が自由討議する教育委員会が楽しみです。
 
 さあ、教育委員会に傍聴へ行こう!来月は10月23日2時半からです。