福井の女性は日本一の働きもの

厚生委員会視察2日目〜福井市の子育て施策

福井市の共働き世帯割合は、37.6%。女性の就業率は52.9%で、全国的に高い水準です。
歴史的に福井市は、織物がさかんなまちでした。そこには女性の力が必要で、女性が働くことがあたり前でした。また3世代同居も多く、若い世代が働き、じいちゃんばあちゃんが子育てにかかわってきました。そのため保育対策や子育て支援が充実しています。現在福井市の合計特殊出生率は1.53と高い水準です。 (国は1.32)

保育園の待機児童がいないことには、驚き!求職中でも入ることができます。また子育て施策がきめ細やかで、ニーズにあったものを実施しています。「すみずみ子育てサポート事業」で就職活動や冠婚葬祭などで家庭で一時的に子どもを養育できない保護者のためのサービスを提供。利用は一時間700円ですが、本人負担は350円。残りは、県と市が負担します。

また視察にいった「福井市子ども一時預りセンターの〜び・のび」は、すみずみサポート事業だけでなく、ママのリフレッシュに使うこともできます。たまたまお迎えにきたお母さんに話を伺いました。福井にまったく知り合いもいない中、「の〜び・のび」は非常に助かると言っていました。運営は、シルバー人材センターが指定管理者として行っています。子育て経験がある女性が子どもをみてくれるのも心強いものです。

 ところで、運営主体のシルバー人材の朝倉局長のバイタリティー には、感服です。シルバーに2250名が登録していますが、なんと4割が女性。「の〜び・のび」だけでなく、さまざな事業をしています。小規模多機能型居事業、介護タクシー、小学生3、4年を対象にした体験教室ほのぼのプラザetc。朝倉局長の「私は商売に失敗した ことはない。そのために仕掛けもしている」という 言葉に説得力がありました。福井の女性は、ホント働きものです。女性が元気で、働く環境が整備されることが少子化対策にもつながると確信した視察でした。