立川基地跡地を歩く

自然の宝庫!希少種もいっぱい

2月13日に今マスコミで大きく取り上げられている注目の立川基地跡地へ視察に行きました。今回の私の目的は、立川基地跡地に残されている植物観察をすること。昭和52年11月に全面返還され、30年以上放置されていた基地跡地の木々や草は、非常に興味深いものでした。1時間ほどで100種ほどを見つけることができました。開発されなかったため、鳥や動物の糞でこぼれた種が新たな植物を自生、すばらしい林が形成されています。高木、亜高木、低木、その下には草たちが自生。湿地状態がよく珍しいシダ類も観察できました。とくにサイハイラン、フユハナワラビ、イヌザクラは希少種。開発されるならば、移植が必要です。
 2月21日の立川基地跡地特別委員会の中で、ある委員が今の跡地の状況は価値がないという発言がありました。実際に跡地を見たのでしょうか。立川基地跡地の植生は、すばらしい価値ある植物の宝庫。現在土地測量のため、木がどんどん切り倒されています。まずは昭島市が専門家のもと植物調査をし、立川基地跡地の植物を記録すべきです。そして移植が必要な植物は、人の手が入る前に早急に移植をすべきだと思いました。